知り合いからのご紹介でご縁となりました。
良い工事となるよう全力で頑張ります。
相方の職人さんはシャイな人で顔出しNGなので、画像処理しております(;・∀・)
尚、施主様がとても施工に興味をもってくださる方でしたので、A様邸の工事記録は
いつも以上の超詳細バージョンで公開させていただいております。
まずは着工前の様子からご覧ください。
コロニアル屋根は塗膜がだいぶ劣化してきてましたので塗り替え時期だと思います。 | 外壁も全体的にチョーキング現象(塗膜の粉化)が見受けられました。 |
ベご主人様が気にしてらしたベランダ床は軟質鋼板でしたので、塗装するとなると使用できる塗料は結構限られてきます。 | 築後まだコーキングは手入れをされていないとのことで指診したところほとんどが固くなって外壁との間に隙間も見られたのですべて打ち替えをご提案しました。 |
屋根下地材のコンパネの一部が剥がれて垂れ下がってきていたところもありましたので処置したいと思います。 | 駐車場の折半屋根は上部の方は大丈夫でしたが、下部の方はタイトフレームも含めてだいぶ錆がきてましたので塗装した方が良いと思います。錆汁が駐車している車に落ちて付着したら大変なことになるので注意が必要です。 |
着工です。鳶さんが2名で作業しやすい足場を組んでくれました。 | 屋根を時間をかけてしっかりと洗っていきます。 |
外壁も入念に洗っていきました。 | 塀もご近所様にご迷惑がかからない部分のみ洗浄させていただきました。 |
塗装をする前にまずはコーキングの打ち替えから手を入れさせていただきます。外壁の縦目地を切り取り。 | 他社さんでは面倒でまずやらない作業ですが、窓サッシやドアまわりのコーキングも切り取り。 |
既存コーキングの切り取りが終わったところで、コーキングの3面接着を防ぐためにバックアップ材を必要箇所に入れていきます。 | 新しいコーキング材との接着が良くなるようシールプライマーを塗っていきます。 |
コーキング材はサンライズ製の「SRシールNB50」を使用。ノンブリードタイプの変性シリコンコーキングです。 | コーキングガンで材料を充填し、ヘラできれいにならしていきました。 |
塗装しない箇所を養生していきます。 | 下塗材を塗る前にパイプまわりなどに設備屋さんがうってあるシリコンコーキングの箇所へ信越シリコン製「ペインター20」を塗ります。シリコンコーキングは塗料を塗っても弾いてしまい密着しないので、この材料はちょっと特別な接着剤といったところです。 |
以前、塗り替えされた塗膜がところどころ剥げてましたので浸透性タイプの下塗材で補修塗りしました。 | 塗装で散ったネタが付着しないよう土間に布シートを敷いていきます。室外機にはご使用されても問題がないよう専用カバーを被せました。 |
まずは上裏を塗る塗料日本ペイント製「ケンエースGⅡ」を準備。色は05-80Dです。 | 「ケンエースGⅡ」で上塗1回目を塗っていきます。ちなみにこの塗料は旧塗膜がしっかりしていれば下塗いらずで直接塗ることができます。 |
「ケンエースGⅡ」で上塗2回目を塗り仕上げていきます。 | 現場調査の際に気になっていた木片を切除していきます。切ったとき目に木粉が降ってくるためなかなかに大変な作業です。 |
切除してみると土のう袋2つ分になりました。 | 全体的に切り取った部分がそのままだと木材ですので腐食してしまう可能性もあります。和信化学製「ガードラックアクア」を塗ることにしました。 |
「ガードラックアクア」を細い目地刷毛で塗っていきます。これだけでも素材の持ちに良い影響を与えてくれると思います。 | ちょっと前置きが長くなりましたがいよいよ外壁を塗っていきます。下塗材は日本ペイント製「パーフェクトサーフ」です。 |
窯業サイディング専用の微弾性フィーラーで例えていえばマヨネーズみたいにねっとりとした下塗材です。 | 濡れ縁の下も潜って塗ります。前に塗り替えされた業者さんは塗ってませんでしたね。。。他にもツッコミどころ満載のところがいくつか見られましたが掲載は控えます(^^;)お客様の目に触れない箇所だからこそ手を抜きたくないものです。。。 |
上塗材は2色使用します。1色めは日本ペイント製「ファインシリコンフレッシュ」で色は05-80Dです。2液タイプのシリコン塗料になります。 | 2液タイプですのでしっかりと計量器を使って配合比どおり混ぜ合わせます。ここがいい加減だとせっかくの塗料の性能もきちんと発揮されません。 |
「ファインシリコンフレッシュ」05-80D色で上塗1回目を塗っていきます。 | 上塗2回目を塗って仕上げていきます。 |
上塗材2色めは日本ペイント製「ファインシリコンフレッシュ」で色は09-20Dです | 塗るのに夢中になってて上塗1回目の写真を取り忘れました<m(__)m>この写真は仕上げの上塗2回目の状況になります。 |
外壁を塗りおわった後に養生を撤去し、付帯部の塗装に移ります。まずは雨樋をサンドペーパーで擦っていきます。細かいキズを付けることによって塗料の密着をよくする大事な作業です。 | 縦樋を塗っていきます。写真の数が膨大になってきましたのでここからは少し省略します。黒色で2回塗りして仕上げました。 |
軒樋も2回塗りで仕上げました。 | 続いて破風板は下塗材1回、黒色2回塗りの合計3回塗りで仕上げてます。 |
戸袋の塗装に着手。まずは研磨材でゴシゴシ目粗しをしていきます。 | まわりに飛散しないよう養生をした後に、ガンで吹付にて2回塗りで仕上げました。 |
戸袋の中に納まっている雨戸は刷毛ローラーにて2回塗りで仕上げました。 | 屋根の塗装に着手します。まずは板金部を研磨材で目粗ししていきます。 |
板金部への錆止めは日本ペイント製「ハイポンファインプライマーⅡ」を使用。 | 「ハイポンファインプライマーⅡ」を塗っていきます。 |
屋根の下塗材は日本ペイント製「サーモアイシーラー」です。 | 「サーモアイシーラー」をたっぷりと塗っていきます。 |
屋根の上塗材は日本ペイント製「サーモアイSi」で色はニューワインです。遮熱性能がある2液タイプのシリコン塗料になります。 | 「サーモアイSi」で上塗1回目を塗っていきます。 |
上塗2回目を塗って仕上げていきます。遮熱効果で少しでも室内の温度低下に貢献できればいいなと思います。 | 庇板金部は合計3回塗りで仕上げました。 |
ベランダの笠木は錆は出ておりませんでしたので2回塗りで仕上げております。 | 次はベランダ床の施工ですが、現場調査時にふれたように軟質鋼板ですので下塗材の選定に悩むところです。ヘタなやつを塗れば早期に剥がれたり、べとついてきたりと不具合がでます。そこで2種類の下塗材を試験塗装して密着テストを行いました。 |
試験塗装した2種類の塗膜に布テープは貼りこみ、一気に剥がして密着の度合を確かめるテストをした結果、白色の下塗材の方が良好でしたので決定。 | ご主人様が気にされていたベランダ床のめくれを処理します。この部材は表面がビニールフィルムですので、なにかの拍子でペロッとめくれたりします。 |
2液タイプの強力なエポキシパテでめくれたところの凹みを充填しました。 | 先程の試験塗装で良好だった日本ペイント製「塩ビゾルウレタンプライマー」です。 |
床を目粗しした後、「塩ビゾルウレタンプライマー」を塗っていきます。 | ベランダ床の上塗材には防水工事で使用する日本特殊塗料製「GRトップ」色はグレーを使用。 |
「GRトップ」を塗っていきます。この後もう1回塗り、合計3回塗りで仕上げました。 | ベランダ床を塗り終えた後に塗装面に傷がつかないよう緩衝材を挟みました。 |
駐車場折半屋根の下部塗装に入ります。まずは研磨材で錆落としをします。 | コロニアル屋根の板金部塗装でご紹介した錆止材「ハイポンファインプライマーⅡ」を塗っていきます。 |
折半屋根の上塗材で使用したのは日本特殊塗料製「リリーフNADシリコン」で色はグレーです。 | 「リリーフNADシリコン」で上塗1回目を塗っていきます。 |
仕上げの上塗2回目を塗りました。 | 基礎部分に菊水化学製「シランコートL」を2回塗りました。 |
高圧洗浄作業時に手がつけられなかった塀のコケを出来る限り落として掃除しました。洗浄すれば話は早いのですが、洗い落とした汚れが水圧により飛び散りご近所様へご迷惑をおかけする場合があるため、このようにさせていただいております。 | 最後に軒樋の水返しの部材が割れてましたので、新品へ交換しました。 |
かなり長くなってしまいましたが、完工です。
奥様、毎日のようにお心遣いをいただきありがとうございました。
ご主人様、色決めのご協力等お忙しい中ありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。